ちょうど創作人形とつり雛という展示会に通りがかったので、覗いてみました。
吊るし雛とは
3月3日のお雛様の脇にお人形を吊るす習わしで、江戸時代から続いています。
着物の端切れや、ちりめん素材で作られた吊し雛には子どもの成長を願う親の
深い愛情を表す「謂われ」が其々にあります。
- 小毬 / 三番曳 家族の幸せ・人の輪
- 羽子板 厄を飛ばす
- はいはい人形 子供の健やかな成長を願って(なんて這えば立て、立てば歩めの親心)
- 鶴 / 亀 能で祝い事に付き物
- さる(さるぼぼ) 厄が去る
- ねずみ よく動き、働き者になりますように
- 犬張子 おめでたい物・犬のお産は軽い
- 春駒 春の訪れを寿ぐ
- 金魚 心和む金魚・赤は魔よけの色
- うさぎ 神様のお使い
- 鳩 神のお宮い・平和の象徴・鳩は咽ない・お乳をよく飾むように
- 燕 子孫繁栄・縁起が良い
- 桃 邪気を祓う・薬用の効能
- 桜 / 椿 花のように美しく育つように
- 梅 / 鶯 春を告げる
- 巾着 我が子がお金に不自由しないように
- 三角 香袋 お香は貴重品で薬でもある
- 鱗 女性の魔除け
- 唐辛子 娘に悪い虫がつかないように
- 季節の野菜 消化がよく、栄養価が高い
- 季節の果物 女の子が一生食べ物に困らないように
- ぽっくり・草履 早くあんよができますように
- でんでん太鼓 よく眠れますように
こんなカンジで飾ってあります
お琴の上にもお人形
お琴の上のうさぎさんとスズメさん
唐辛子の上にネズミさん。
よく働いて、悪い虫がつかないように…でしょうか。ついうっかりするとお嫁さんにいけなくなりませんか?
お雛様用の打ちかけ。
困り顔に見えるお犬さん
ちりめんでできた和菓子
おいしそー
【番外】一足早い端午の節句
私も実は初めて知りました。こういう文化に触れるとやっぱり日本ていいなと思います。
最後に、快く撮影を許していただきありがとうございました。
【場所】創作人形とつりびな
2011年3月2日(水)~3月7日(月) am10:00~pm6:00(最終日4:00)
埼玉県所沢駅東口より3分 第二市民ギャラリー
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