これを書いているヒト

2014年5月1日木曜日

【日記】ブラウザ選択の自由と不自由

photo credit: ottodv via photopin cc
XPの入れ換えが終わって、やっと息がつけると思ったら、Heartbleed だのStruts2が狙われるだので対応に終われ、今度はコレかい。IEの脆弱性(CVE-2014-1776)

民放のニュース番組とか観なくなって久しいんだけれど、ニュースでがんがん流してくれたようで、月曜の朝一番の社長からのメールは「対策を提示せよ」あーあ。席につくなり質問攻めだし。(´・ω・`)=з

一番カンタンでわかりやすいのはIE使わないでおくことなので、IEからFirefox(希望者は他のものもOKにした)に変更させた。
ニュースでやってくれると、みんな対策に協力的になってくれるのはありがたいが、中には必要以上に怯えるのも出る始末。いったいどんな風にニュース流したんだ。

お客様先や付き合いのある業者さんに探りをいれたら、「IEの使用が禁止になりました」というお返事。考えることはみな同じ、ってわけね。どうせこの先も攻撃の的になるんだからこの際他のブラウザに慣れてもらお。

問題は「自宅のパソコンをどうしたらいい?」と聞いてくるひとたち。ネットワーク管理とかやってると、「IEがダメならFirefoxでもChromeでもSafariでもいいじゃん」と思っちゃうけど、まずブラウザが他にもあるんだ、ということを知らないヒトはいる。そういう人に「Googleから正規のサイトを探してダウンロードしてください」というのも酷なハナシだ。
たしかにIEに脆弱性があって、ぼんやり使ってると危ないのはニュースを見てわかった。しかし、どう対処すればいいかわからないひとはたくさんいる(ハズ)。

ブラウザを他のにするにはどうすれば、何を選べばいいの?という人にEMET使えとかVGX.dll無効化しろとかムリすぎるし、対策フリーソフトの使用も敷居が高いんじゃなかろうか。でもネットで調べても、そういう人向けにわかるような言葉で書かれている記事がない。PowerShellとかでブラウザをコマンドダウンロードなんて、完全に内輪ネタだし。

そう。ネットを何かしらの生業にしている人間は、内輪で通じる言葉しか持っていないのだ。こんなにそうじゃないヒトに必要とされているのに。

会社では「わからなければパソコン持ってきてください」と言っておいた。放っとくわけにもいかないし。

でもねえ。いつまでもそれなりにわかる人間にしか対応できない、情報も一方向にしか向けられていないっていうのも、どうかと思うよ。

では、また。

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