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言わずもがな、現代人は忙しい。
情報はあとから後から押し寄せて、「あとで読む」があっという間に溜まる。
ネットで話題になるものも、ヘタをすれば半日もすればすでに「周回遅れ」あつかいになる。
ネットに流れる情報は玉石混淆。自称「専門家」もいっぱい見つかる。
門外漢からすればダマされるな、といわれてもムリだろう。
ただ、トンデモな情報で足元を危うくされずにすむ方法が一つだけある。
自分ではうまい言い方が見つからなかったので、引用させてもらう。
アレルギーはなぜ増えているのか──『失われてゆく、我々の内なる細菌』 by マーティン・J・ブレイザー - 基本読書
本件にかぎらず、自分の「なんとなく」の感覚に合致する言質に「そうだと思ってた」と飛びつくのは簡単だが、ぐっと踏みとどまって検索するなり判断を保留するなりしたいものである。
手を振り上げるのはカンタンだ。
が、本当にその情報は信頼に足るものだろうか。
感情を揺さぶる表現は、ときに脳のチェック機能を麻痺させる。
そうやって、義憤に駆られた「ふつーのヒトたち」の多くがデマの拡散の片棒を担いできたことを、忘れてはならない。
立ち止まれ。
そして己に問うことを課せ。
気持ちのいい言葉にのせられるのは、快楽ではあろう。
だが、行き着く先が幸せになる道かはわからない。
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