By GO INTERACTIVE WELLNESS |
3.11のあの震災以来しばらくの間、勤めていた事務所のあるビルのエレベーターが止まっていた時期がしばらくあった。事務所のある9Fまでを歩いて通わなくてはならない。
若いひとでも大変だと思うが、そこの事務所のトップの方は世間的にもご高齢の年代だ。それでもその方は階段を歩いて登って来ていたのだそうだ。
一度、その方に知人が9Fまで登り切るコツのようなものを尋ねた。そうしたら、
目の前の一段一段を登るのだけに集中することという答えが返ってきた。ゴールを考えると「まだ、こんなにあるのか」とウンザリする。下を見ると「これだけ登ったのに、まだなのか」と愚痴がでる。だから目の前の一段を登ることだけに集中する。一段、そしてまた一段。気がつくとゴールにたどり着いている。
それを聞いて、ヨガのレッスンを思い出した。
ヨガでは、アクロバティックにみえるようなポーズ(アーサナ)をとることもある。
もちろん、すぐ習得できるわけではないから、言うことをきかない自分のカラダに、歯がゆい思いをすることもしばしばだ。
が、センセイはよく
が、センセイはよく
いまのこの瞬間に集中して。できなかったことはすぐ忘れるとおっしゃる。できなかった記憶は嫌なものとして自分の内に溜り、次にチャレンジするときに「また失敗したらどうしよう」とか、やる前から「もうムリ」と決めつけてしまって、上達しなくなるからだ。
達成できない自分に歯噛みせず、積み重ねた過去にも執着しない。いまこの瞬間にだけ全力を尽くす。それが、ゴールに近づいていくためのコツなのではないかと思った。
【おまけ】
今回使った写真のポーズは”アシュタヴァクラーサナ”と言います。
脇をしめて肘を曲げて、手のひらを大きく広げて手をつき、片方の肩の上に脚を引っ掛けます。で、反対側の足も引っ掛けた脚の方向へ向かって脚を持ち上げます。視線は鼻先まっすぐ。で、そのままキープ!
上腕と腹筋と腿の内側の筋肉の力をつかってカラダを支えます。
では、また。
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