これを書いているヒト

2014年3月23日日曜日

カラダは無意識にあなたを守ろうとしている

心のケアルーム ウィル: ノイローゼが治ったら








「疾病利得」(病気をしていることでメリットを得られるので、潜在的に治癒を回避してしまう)のおハナシなのですが、似たことが自分にも起こったのでひとつ。

実は膝に水をためてしまったことがありまして、その時はでっかい注射針で水を抜いて半年間運動禁止になりました。で、それ以来正座ができなくなってしましました。正確にはおしりが下におりきらない。

「水抜いた時に、膝の皿の下の腱でもどこか痛めたのかなあ」
なんてぼんやり思ってたのですが、この前スポーツジムのイントラさんに軽い気持ちで聞いてみました。

「膝の水ためてから正座ができなくなるなんてこと、ある?」
その彼はちょっと考えてから

「じゃあ片膝ついて座ってもらえます?」
「? はい。」
「こんどは逆の足もおなじに」
「はい」

「今度は立って、膝を後ろに曲げておしりを蹴るようにしてもらえます?」
「(・・?  はい(ぽんぽんぽん)」

「あの...膝曲がれてませんよ?太ももをより後ろに振ることで膝が曲がっているように見えてるだけです」
「だからケガをした時のことを頭が覚えていて、これ以上曲げたらヤバイって思っちゃうんです。で、膝以外の動きでそこをカバーしちゃう。正座でおしりが下りないのも同じ理由。」
「.....これってトラウマってこと?」
「無意識ってこわいんですよ」

結局、その時の診断結果は「もう一回アタマに大丈夫だと思い込ませなくてはならない。よってマメに、なおかつ軽くで良いので膝を曲げる練習をすること」というハナシに。

どうもおんなじケガさせちゃあいかんと、アタマのほうでカラダを制御していてくれたらしい。意識にはそんなことちっとも浮かばないけど。

病気とかケガとかなかなか治らないなあ、と思ったらカラダから「もうこのまま行ったらヤバイから対退避退避」と言われてるのかもしれない、とちょっと考えてみてください。

では、また。


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