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以前取り上げた「常識にとらわれない100の講義」の第二弾である。
「こんなの売れないでしょう」と出した前作が豈図らんや、版を重ねたので第二弾の刊行の運びとなったらしいことがまえがきに書かれていた。
帰りがけに買ったのでぱらぱらめくっただけなのだが、今回も目次に刺激的なタイトルが並んでいる。
競争社会というけれど、まずスタート地点が同じではない。
死に物狂いで頑張ろうというとき、大事なことは「引き際」である。
マスコミは、大きな社会的ムーブメントの切っ掛けになる夢を追っている。
他人の感情的評価に影響されることで、大勢が自由を失っている。
感情的になるな、というのではなく、感情で観察を遮断するな、である。
「心に響く」ことがそんなに大事だったら、もっと響きやすい心を持ったら。
自信をみなぎらせる技術者は信頼できない。
「充分な説明がない」とは、ただ「反論の糸口が欲しい」という意味である。
躾が、個性を奪うことはない。
ざっと挙げてみたがいかがだろうか。
あなたならこのタイトルでどのようなことを書くだろうか。同調か、感心か、反発だろうか。
少なくともこんなに気持ちをざわざわさせる目次をワタシは他に知らない。
では、また。
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